私は800万円を超える借金を抱え、最終的に個人再生をしました。
そのとき、借金そのものと同じくらい怖かったことがあります。
家族や勤務先に知られることです。
実際、最初に個人再生を勧められたときも、
「個人再生をしたら家族にバレるのではないか」
という不安から、一度は任意整理を希望しました。
それくらい、私は知られることを恐れていました。
結果から言えば、私の場合は家族にも勤務先にも知られずに個人再生を進めることができました。
ただし、
「こうすれば絶対にバレない」
という方法があったわけではありません。
手続きの途中では、
「今度こそ知られるかもしれない」
と思ったことが何度もあります。
この記事では、個人再生を家族に知られたくなかった私が、実際にどんな場面で不安になったのかを書きます。
なお、本人や家族、勤務先の特定を防ぐため、一部の状況は匿名化・抽象化しています。
- 「個人再生は家族にバレる」と読んで、任意整理に変えようとした
- 「絶対にバレる」わけではないと知って、個人再生を選んだ
- 正式依頼後も、ずっと「バレるかもしれない」と思っていた
- 銀行口座のことは特に怖かった
- 家族の収入資料が必要になったときも困った
- 勤務先関係の資料は、さらに緊張した
- 自分でも忘れていた古い口座が問題になることもあった
- 担当者に「家族に知られたくない」と何度も相談した
- 私の場合は、結果的に家族にも勤務先にも知られなかった
- 「家族にバレない方法」を探すより、最初に事情を話した方がいい
- 個人再生は「バレる・バレない」の二択ではなかった
- まとめ|私が怖かったのは、手続きより「日常から知られること」だった
- 一人で決める前に、まず自分の状況を相談してみる
「個人再生は家族にバレる」と読んで、任意整理に変えようとした
最初に法律事務所へ相談したとき、私の借金額などを考えると個人再生の方がいいという話になりました。
ところが、帰ってからネットで個人再生について調べると、
「家族に知られる可能性がある」
「家計に関する資料が必要になる」
「同居家族の収入資料が必要になることもある」
といった情報が出てきました。
私はかなり焦りました。
返済額が増えてもいい。
生活が苦しくなってもいい。
それより、家族に知られたくない。
そう考えて、一度は担当者に、
「任意整理にしたい」
と伝えています。
今振り返ると、借金800万円超を任意整理で返そうとする方が、私にはかなり厳しかったと思います。
それでも当時は、
「バレるくらいなら任意整理の方がいい」
と本気で思っていました。
「絶対にバレる」わけではないと知って、個人再生を選んだ
その後、弁護士本人と電話で話しました。
任意整理では返済負担がかなり大きくなるという趣旨の説明を受けました。
私は、
「でも、個人再生をしたら家族に知られるんですよね」
と聞きました。
すると、ネット上の一般論だけで判断するのではなく、本人の事情に応じて対応を考えられるという趣旨の説明を受けました。
私の中では、
「個人再生=家族に知られる」
くらいに思っていたので、この話はかなり大きかったです。
もちろん、
「絶対に知られない」
と言われたわけではありません。
それでも、
「自分の場合も進められる可能性がある」
と分かったことで、私は個人再生を選びました。
正式依頼後も、ずっと「バレるかもしれない」と思っていた
正式に個人再生を依頼してからは、担当スタッフとのメールや電話で手続きを進めました。
私は最初から、
「家族にも勤務先にも知られたくない」
という希望を何度も伝えていました。
担当者もそれを理解してくれていました。
ただ、だからといって不安がなくなったわけではありません。
むしろ、必要な資料を集めていく中で、
「これをどうやって用意するんだ」
と思うことが何度も出てきました。
銀行口座のことは特に怖かった
個人再生を進める中では、銀行口座の扱いについても確認が必要になりました。
私は普段の生活で使っている口座に、
給与の入金だけでなく、
- 住宅関係の支払い
- 家族に関係する支払い
- 日常生活の各種引き落とし
などもまとめていました。
そのため、もし口座が使えなくなれば、
「なぜ引き落としができないのか」
と家族に説明しなければならない可能性があります。
借金の手続きそのものより、
普段当たり前に動いていた生活費の流れが変わることで、知られるのではないか。
私はそこをかなり恐れていました。
実際に、支払い方法を一時的に変えなければならないこともありました。
結果的には大きな問題にはなりませんでしたが、そのときはかなり緊張しました。
家族の収入資料が必要になったときも困った
家計に関する資料を準備する中で、家族側の収入が分かる資料が必要になったことがあります。
私は普段、家族の収入を細かく把握していませんでした。
そのため、
「どうやって資料を出してもらえばいいんだ」
と困りました。
必要な資料を頼むこと自体は難しいことではありません。
でも、借金を秘密にしている側からすると、
「急にこんなものを頼んだら怪しまれないか」
と考えてしまいます。
私は担当者にも相談しました。
ところが実際には、こちらが想像していたほど家族は気にしておらず、資料は普通に用意してもらえました。
このとき、
「自分が構えているほど、相手は何も思っていないこともあるんだな」
と感じました。
勤務先関係の資料は、さらに緊張した
個人再生では、勤務先に関係する資料の確認が必要になることもあります。
私の場合も、
「会社に確認しなければ分からないこと」
が出てきました。
これはかなり嫌でした。
家族への説明ならまだしも、勤務先に急に普段聞かないようなことを確認すれば、
「なぜそんなことを聞くんだ」
と思われる可能性があります。
私は、
「ここから勤務先に知られるのではないか」
とかなり不安になりました。
この部分については、本人や勤務先の特定につながる可能性があるため、具体的な内容ややり取りは書きません。
ただ、個人再生を家族や会社に知られたくない人にとって、
「必要書類をどう集めるか」
はかなり大きな不安になると思います。
自分でも忘れていた古い口座が問題になることもあった
手続きでは、普段使っている口座だけを考えればいいわけではありませんでした。
昔作ったまま、ほとんど使っていない口座も含めて確認する必要がありました。
私自身、
「そんな口座あったかな」
と思うものまで出てきました。
普段使っていないから問題ないと思っていても、過去の口座や取引が手続きの中で出てくることがあります。
これも私にとっては予想外でした。
「個人再生で家族にバレる」と聞くと、
郵便物や電話だけを想像するかもしれません。
でも私の場合は、
むしろこうした日常生活の中に埋もれていたお金の流れや資料の方が怖かったです。
担当者に「家族に知られたくない」と何度も相談した
私が助かったと思っているのは、
担当者に、
「家族に知られたくない」
と最初から伝えていたことです。
何か問題が出るたびに、
「これはどうすればいいですか」
と相談しました。
担当者は、
「絶対大丈夫」
と無責任に言うのではなく、
起こり得ることを説明したうえで、何かあれば連絡してください、という姿勢でした。
そのため私は、
「何も起きないから大丈夫」
ではなく、
「何か起きても相談できる」
と思えるようになりました。
この安心感は大きかったです。
私の場合は、結果的に家族にも勤務先にも知られなかった
最終的に、私の場合は家族にも勤務先にも知られず個人再生を進めることができました。
個人再生が正式に認められたと知ったときは、本当にホッとしました。
借金が減ることだけではありません。
ずっと心配していた、
「家族に知られるかもしれない」
という不安から、ようやく一つ抜けられたように感じました。
ただ、これはあくまで私の場合です。
家族構成、収入、資産、借入先、口座、保証人、住宅ローン、必要書類などは人によって違います。
私と同じように進めれば、同じ結果になるとは言えません。
「家族にバレない方法」を探すより、最初に事情を話した方がいい
当時の私は、
「個人再生 家族にバレない」
「個人再生 会社にバレない」
というようなことを何度も検索しました。
そして、
「個人再生はバレやすい」
という情報を見て、個人再生そのものを諦めかけました。
でも今振り返ると、
ネットで「絶対にバレない方法」を探し続けるより、
最初に専門家へ、
「家族に知られたくない」
と正直に伝える方が大切だったと思います。
手続き上必要なことまで隠してしまえば、別の問題になります。
一方で、
「知られたくない」
という希望そのものは、相談していいことです。
私はそこを何度も相談しました。
個人再生は「バレる・バレない」の二択ではなかった
個人再生をする前の私は、
「個人再生をすれば家族にバレる」
「任意整理ならバレない」
という単純な二択で考えていました。
実際には、そんなに単純ではありませんでした。
何が必要になるのか。
どこから知られる可能性があるのか。
本人の生活や家計がどうなっているのか。
それによって事情は変わります。
私の場合は何度も不安になる場面があり、それでも担当者に相談しながら進め、結果として家族にも勤務先にも知られませんでした。
だから私は、
「個人再生は家族にバレるから無理」
と、ネットの情報だけで決めてしまわなくてもいいと思っています。
ただし反対に、
「個人再生なら工夫すれば絶対バレない」
とも言えません。
自分の場合はどうなのか。
そこは専門家に事情を話したうえで確認するのが一番だと思います。
まとめ|私が怖かったのは、手続きより「日常から知られること」だった
私が個人再生で一番怖かったのは、
裁判所の手続きそのものではありませんでした。
銀行口座。
家族の資料。
勤務先に関係する書類。
昔の口座。
普段の生活の中にある小さな変化から、
「何かおかしい」
と思われることでした。
実際、何度もヒヤッとしました。
それでも私の場合は、担当者に事情を相談しながら進めたことで、家族にも勤務先にも知られずに個人再生を終えることができました。
ただし、これは私自身の経験です。
個人再生を家族に知られず進められるかどうかは、その人の状況によって変わります。
ネットの記事だけで、
「絶対バレる」
「絶対バレない」
と決めつけるのではなく、
まずは自分の状況を専門家に話して確認する。
私自身の経験からは、それが一番現実的だと思っています。
一人で決める前に、まず自分の状況を相談してみる
私自身、ネットの情報だけを読んでいたときは、
「家族に知られるなら任意整理しかない」
と思い込んでいました。
でも、実際に専門家へ自分の事情を話したことで、選択肢の見え方が変わりました。
「家族に知られたくない」
ということも含めて相談して構いません。
自分の場合はどんな手続きが考えられるのか。
どんな資料が必要になる可能性があるのか。
どこから家族に知られる可能性があるのか。
まずそこを確認してから判断すればいいと思います。
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