個人再生を依頼して認定され、3年間の返済が始まり、2年が経過した。残り、あと1年。
本当にあの時、自分は選択を間違えなくて良かったと思う。
もし、無理を承知で任意整理にしていたら。
恐らく、1年と持たなかっただろう。
私の収入は2年前とそれほど変わっていない。会社の黒字に伴い、ボーナスが増額される事はあったが、月収は大きく変化しなかった。
私は、任意整理で何とかなるような借金では無かったから。
あの時は本気で「任意整理しかない」と思っていた
でも、あの時は本気でこれしかないと考えていた。
まさか自分が借金に苦しめられるなどと考えもしなかった。だから、この手の情報には疎かった。
慌ててネットで調べた。というか、ネットで調べるくらいしか方法が無い。
誰にも言えない。言いたく無い。
ネットで得た情報――「個人再生は家族に隠し通せない」
いくつかの記事や体験談を読み、私が得たネット情報によると、
個人再生は借金の返済額が大幅に減るという事を知った。
しかし、家族に隠し通すのは、不可能だとも書いてあった。
反対に任意整理は自分一人で完結させる事が出来るので、家族や周囲にバレない。
その変わり、返済額は殆ど変わらない。
私は、とにかく誰にもバレたくなかった。家族にも、会社にも、知人や友人にも。
誰にもバレない事は、私にとって必須項目だった。
任意整理しか無い⋯。少ししか返済額は減らないが、これで何とかしよう。
「節約すれば何とかなる」という甘い計算
とにかく、自分の支出を削れるだけ削り、食事も減らそう。嗜好品など以ての外。
怪我も病気もしない。とにかく節約をやれるだけやれば、何とかなるかもしれない。
などと、考えていた。今思えば、そんな事は不可能だと分かる。
削れる物を削る事は大切だが、支出というのは毎月一定では無い。
特別に出ていく物が必ずある。
子供の学校や習い事、家電の故障、突発的な何か、病気や怪我も。
当時はそんな当たり前の事も考えられなかった。
弁護士の一言が、私の思い込みを壊した
あの時、個人再生を勧めてくれた弁護士の先生には感謝しか無い。
怯える私に言ってくれた一言。
『ネット情報なんて鵜呑みにしちゃいけませんよ。』
個人再生でも、家族や会社にバレないようにする方法なんて、いくらでもある。
ネットでは知れない話。
私は実際に、家族にも会社にも、誰にもバレていない。
バレないままに、個人再生の申請を終え、認可された。
手続き中に、生活が一変した
申請手続きをしている間に、ギリギリだった生活が一変した。
まずは、私の生活を立て直す事が大切だから、弁護士費用などもすぐには必要無いと言ってくれた。
毎月、少しばかりだが、銀行に使わなかった金が残る。
貯金が出来るようになる。
何ヶ月かすると、数万が十万円になり、十数万が何十万円となっていく。
自然と、家族との会話中も、会社の同僚との談笑も、笑顔が増えていく。
心に余裕が出来はじめるのを実感した。
今、悩んでいる貴方へ
まさに、今、もしも貴方が悩んでいるなら、悩むのは無駄でしかない。
国が認めてくれている救済措置。使わせてもらいましょう。
命を捨てるようなバカな事は考える必要も無いし、悩む意味も無い。
ネットの情報を鵜呑みにしないで、信頼できる弁護士に相談してみれば良い。
必ず、やり直せます。私がそうだったので、間違いありません。
まだ、1年の返済が残っておりますが、必ず無事にやり遂げます。
個人再生でいくらまで減るのか(最低弁済額の基準)
「個人再生なら5分の1になる」と説明されることが多いが、これは正確ではない。民事再生法は借金額に応じた最低弁済基準額を定めていて、これより少なくすることはできない。
| 借金総額(住宅ローンを除く) | 最低弁済額 |
|---|---|
| 100万円未満 | 全額(減額されない) |
| 100万円以上〜500万円以下 | 100万円 |
| 500万円超〜1,500万円以下 | 借金総額の5分の1 |
| 1,500万円超〜3,000万円以下 | 300万円 |
| 3,000万円超〜5,000万円以下 | 借金総額の10分の1 |
つまり、借金が500万円以下の人は「5分の1」にはなりません。たとえば借金300万円なら最低弁済額は100万円(=3分の1)、借金200万円なら100万円(=2分の1)です。5分の1・10分の1という数字が当てはまるのは、500万円を超える場合だけです。
私の場合は800万円だったため5分の1の基準が適用され、約160万円まで圧縮されました。この規模だからこそ効果が大きかったということになります。
さらに、実際の返済額は以下の3つの基準のうち最も高い金額が採用されます。
- ①最低弁済基準額(上の表の金額)
- ②清算価値保障基準(持っている財産の評価額。財産が多いとその分返済額が上がる)
- ③可処分所得の2年分(給与所得者等再生を選ぶ場合のみ)
車や保険の解約返戻金などの財産があると、②の基準で返済額が引き上がることがあります。正確な金額は必ず専門家に試算してもらってください。
📖 この体験談が1冊の本になりました
『800万円の借金を、家族にバレずに消した話。』――借金を作った心理から、家族に知られず個人再生を終えるまでの全記録を、ブログでは書ききれなかった流れで一気に読めます。
※家族にバレないための具体的な対策(郵便物・口座・連絡方法)はこちら:
【実体験】個人再生は家族にバレずにできた|800万円の借金を抱えた私が選んだ道
※任意整理と個人再生、どちらを選ぶべきかの判断基準:
任意整理と個人再生どっちがいい?借金額・収入・家族状況で選ぶ完全ガイド
※そもそも、なぜ借金をしてしまったのか:
借金をしてしまう心理とは|お金への漠然とした不安が800万円の借金を作った実話

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