弁護士に辞任されたけど…諦めなかった女性の話【任意整理はやり直せる？】

ある女性の話──「弁護士に辞任された日」

「このままだと、一旦辞任させていただきますね」

電話の向こうから、事務的な声が聞こえた。

40代の女性・あゆみさん（仮名）は、債務整理の依頼をしていた弁護士事務所から、辞任を告げられた。

そのとき彼女の頭は真っ白だった。

パート勤務で子どもを育てながら、家計を支えていたあゆみさん。
無理が続き、ついに体調を崩して仕事を長期で休まざるを得なくなった。

その間、毎月支払っていた「任意整理の返済」が止まってしまった。

「すみません、今月はちょっと…」
そう連絡しようと思いながらも、
疲労と不安と焦りに押し潰され、気がつけば数週間が過ぎていた。

しばらくして、弁護士から連絡がきた。

「○○社から連絡が来ています。支払いが滞っているようですね」
「ご連絡もつかない状態ですので…このままでは辞任せざるを得ません」

実際、彼女はメールも開けない日々が続いていた。
言い訳はできない──それでも、「私はもう、どうにもならないのかな」という想いだけが残った。

辞任されたら、もう弁護士に頼れない。
そう思っていたあゆみさんだったが、ネットでたまたま目にした言葉があった。

「一度弁護士に辞任されても、再相談でやり直せることはある」

半信半疑で、別の法律事務所にLINE相談をしてみた。
「実は、前に辞任されてしまって…」
すると、丁寧な返信が返ってきた。

「事情はよくありますよ。大丈夫、まず一緒に状況を整理しましょう」

その言葉に、少しだけ涙が出たという。

あゆみさんは、担当弁護士のサポートを受けながら、以下のような対応を進めた。

→ 弁護士を通じて「再整理の方針」を伝え、法的手続きを待ってもらえた。

→ 今の収入で払える現実的な金額に調整し、任意整理を再構築。

→ 最終的には「任意整理の再構築」で落ち着いたが、自己破産の可能性も冷静に確認。

「正直、もう終わったと思ってました。
でも、諦めずに相談したことで、また前を向けました」

そう語るあゆみさん。
債務整理は、「一度こけたら終わり」ではありません。
再起できる人はたくさんいます。

もちろん、すべてが思い通りになるとは限りません。
でも──

“ダメかもしれない”と思っても、「動いてみること」でしか道は開けない。

それを、彼女は身をもって教えてくれました。

以下の2事務所は、辞任後でも再度相談可能な実績が豊富で、複雑な事情にも対応できる体制が整っています。