借金で苦しむ生活を変えたい。でも、家族には絶対にバレたくない。
そんな私の願いは、ある弁護士事務所との出会いで、少しずつ現実のものになっていきました。
弁護士費用は高額。でも、未来のための「必要経費」だった
正式に個人再生を依頼した後、弁護士費用の分割払いが始まりました。
全額で約60万円。正直、安くはありません。
ただ、それまでの私は「毎月の収入=借金の返済と生活費」で、自由に使えるお金なんてありませんでした。
だからこそ、弁護士費用しか支払わなくていいという状況は、私にとってとてつもない救いでした。
取立が止まるだけで、生活が激変する
弁護士から債権者に「受任通知」が届くと、各社からの連絡がピタリと止まりました。
あの電話、あの封筒、あの「また払えない…」という罪悪感が消えたのです。
1年ほどかけて、必要書類を集め、家計簿をつけ、自分と向き合う日々が始まりました。
一見、地味で面倒に思える作業でしたが、この時間こそが私にとって人生を立て直すリハビリ期間でした。
家計簿アプリが、人生を変える第一歩に
それまで私は、支出の全体像を「なんとなく」しか把握していませんでした。
しかし、スマホの家計簿アプリでレシートを撮るようになってから、驚くほど無駄遣いが浮き彫りになりました。
例えば、コンビニの小さな出費。
気づけば月に2〜3万円が「よく分からない支出」で消えていたんです。
この「見える化」が、私の金銭感覚を大きく変えてくれました。
バレたくない気持ちに寄り添ってくれた、ナカハラさんの存在
個人再生の過程では、「妻の収入」など家庭の情報も必要になります。
私はその点を強く不安に思い、**「家族にバレずに進めたい」**と何度も伝えました。
すると、リーガルアシスタントのナカハラさん(眼鏡をかけた若い男性)が、こんな言葉をかけてくれたのです。
「では、このように進めてみましょう。私の経験上、〇〇地裁はこうした傾向がありまして…」
その口調は穏やかで、知識に裏打ちされた自信がありました。
不安で胃が痛くなるような毎日でしたが、彼のサポートによって、私は前を向けるようになったのです。

銀行口座の記帳で自分のズボラさを知る
正直、一番面倒だったのは「全銀行口座の2年分の記帳」でした。
放置していた口座も多く、平日に時間を作って銀行を回るのは骨が折れました。
けれどこの経験が、自分の金銭管理の甘さを痛感する機会にもなったのです。
債務整理は「恥」じゃなかった。むしろ、チャンスだった
カードが使えなくなる、ブラックになる、周囲に知られるかも――。
そんな不安ばかりが先行していた私ですが、今はこう思います。
「正直に話せば、プロが最適な道を考えてくれる」
カードが作れないのも、一見不便ですが、
「買えない=買わない」で無駄遣いが減りましたし、デビットカードや電子決済は使えます。
ブラック情報も、期間が過ぎれば回復します。
むしろ、身の丈に合った生活を覚える大きなチャンスでした。
今、200万円以上の貯金ができている現実
私は今、家族と普通に暮らしながら、返済と貯金を両立できています。
この2年間で、200万円以上の貯蓄ができました。
月収25万円の私でも、可能だったのです。
休日は家族で出かけ、ささやかな旅行も楽しめるようになりました。
――そんな、当たり前の幸せを噛み締める日々を過ごしています。
最後に。迷っているあなたへ
借金で悩んでいるなら、まずは相談してみてください。
弁護士に話すのは勇気がいります。でも、それ以上に「放っておくリスク」は大きすぎます。
私が紹介している事務所は、LINEで気軽に無料相談ができます。
でも、もし相性が合わなければ、他を探せばいいんです。
大事なのは、「今のあなたが動くこと」です。
あなたの人生は、まだ終わっていません。
むしろここからが、本当のスタートです。

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